毎年5月4日に古代ロマンを感じるさきたま古墳公園で、古事記に記される神話の一場面を再現する火祭りです。
古事記によれば、天照大神(アマテラスオオカミ)の孫「ニニギノ命(ミコト)」が大山津見神(オオヤマツミノカミ)の娘「コノハナサクヤ姫」と婚姻。ニニギノ命に一夜の交わりで身ごもったのを疑われたコノハナサクヤ姫が、疑いを晴らすため「神の御子であるならば、たとえ火の中でも無事に生まれるでしょう」と産屋に火を放ち、その中で海幸彦(ウミサチヒコ)・山幸彦(ヤマサチヒコ)を無事に出産したとあります。さきたま火祭りは、その故事に倣い、観る人を古代のロマンと神話の世界に誘うお祭りです。